59歳 膵臓癌stage4手術手遅れ不可2018/6告知。抗癌剤に重粒子線治療併用し7cmから2cm弱に小さく!Pancreatic Carcinoma

抗癌剤 mFOLFIRINOX半年で膵臓癌腫瘍1/3。2019/2重粒子治療。2020/3アブジェム。2020/10重粒子線治療2回目。2021オニバイド+5FU、TS1。

2019/06/05 水 出社 QST 重粒子線がん治療 講演会参加

HIMAC25周年記念 講演会
「重粒子線がん治療」
、行ってきました。
主催の 国立研究開発法人 量子科学技術研究開発機構:量研(QST)や、QST病院の、本講演以前に作成されている説明や、ビデオは、先日の私のBlog 重粒子線がん治療 講演会6/5告知 のリンクなどをご参照願います。

会社での来客があったため、時間的制約で下記のみ、参加させて頂きました。
いづれも、HPに上がっている同じ題目の講演も、新しい資料や説明が加わっていてとても勉強になりました。
重粒子線がん治療25年のあゆみ
 <講演1>  量子メス:QuantumScalpel
  がん死ゼロ健康長寿社会実現に向けて~量研の戦略~

  平野 俊夫(量子科学技術研究開発機構理事長)
 <講演2>  世界のHIMAC25年のあゆみ
  辻井 博彦(QST病院副病院長)
 <講演3>  臨床試験から保険収載まで
  辻 比呂志(QST病院病院長)
 <特別講演> 高齢社会をイキイキと生きる
  垣添 忠生(日本対がん協会会長)
以下、shantoのメモです。パワポは昨年の講演会の記事に掲載されていたPDFから今回も内容が同じものを静止画にしたものです。


がん死ゼロ健康長寿社会実現に向けて
平野QST理事長

・ご自身が肺がんを経験される前は、そもそも免疫学の研究を何十年もされていたので、ノーベル賞での免疫への関心増を喜ばれていた。免疫学の観点から、免疫チェックポイントがん治療に関しての解説が分かりやすかった。

上記によって、「重粒子線治療」+「免疫制御=必要最小限の免疫チェックポイントがん治療」の組み合わせが、最強という資料が下記。

辻井QST病院副病院長、辻QST病院病院長
の講演も素晴らしく、このまま画像だらけになりそうなので、もしご興味おありの方は、1年前の同等の資料が相当数掲載されている、下記、昨年のイベントページのPDFのリンクからご覧ください。


ただ、一か所だけ、苦言を。世界のHIMAC25年のあゆみの講演で、開発初期のころの放射線障害による副作用で一部の患者さんに於いて重篤な状況に及んでしまい、各種委員会でそれらの副作用のそれぞれについて原因が詳細に分析された結果、線量の制限や照射方法を改善し、今ではほぼ解決というスライドがありました。
とても残念なことではありますが、その説明中、「各種委員会で検討されたが、被告席のわれわれは毎回が[針のむしろ]であった」と、スライド本文とご発言がありました。
今後は、「犠牲となられた初期の患者様に対し真摯に向き合い、各種委員会で検討したすべての事象に対し、詳細な原因究明を行い、その結果、全ての事象に対策を行うことで、今では解決」とされて頂きたいです。
学者や医者の方でしょうから、普段はほぼご経験されない、会議体での追及にとても辛い思いをされたと思いますが、「被告席」や「針のむしろ」という表現は犠牲となられた初期の患者様への冒涜ともとれる表現です。そういう感覚は医者や学者の方には感じづらいのかもしれません。お仲間との飲み会で小声で言うレベル感の筈です。
受けた側に問題がある場合は特に、店頭やコールセンターで受けるクレームから、何十、何百億円の案件での報告まで、ビジネスの現場では当たり前に毎日発生している事です。(昨今増加しているいわれのないクレームを発生させる、モンスタークレーマーはほっといて良いです)


「高齢社会をイキイキと生きる」
という、もともと国がんの有名理事の、

現日本対がん協会 垣添会長


のご講演、とてもためなり、嬉しかったです。


人は無意識に生きているが、呼吸、食、排泄、生殖も、
 人間の希望、幸福、尊厳に直結する。

呼吸:自分の力で酸素を吸い、二酸化炭素を吐く有難さ
食:自分で口から物を食べられることの喜び
排泄:おしっこを普通に出し、うんちを肛門から出せることへの感謝。


こういった、普段当たり前過ぎて有り難みを感じていない行為が、奪われる事への恐怖感、失望感がとてつもなく大きい事を、病気になって初めて気付いた事を思い出させて頂きました。更にこういった治療をされ、生活をされている方を尊敬する事にも再認識し、気付く事が出来ました。


身体機能の加齢による変化
・筋力、反射運動機能は20代をピークに減少する。
  →垣添会長は今も毎日1時間の運動に加え、居合や登山などもされています。
・感覚機能も衰える:視力、聴覚、味覚、嗅覚
身体機能、感覚機能の低下に加えて、環境の変化により、老後や死に不安を抱く
  →社会的喪失感、経済的喪失感、人間関係の喪失感


■精神活動の加齢による変化
・人間の脳の活動、すなわち
  →思考、認識、記憶、感情は年齢と共に衰える
高齢者における代表的精神疾患
  →抑うつ、痴呆、せん妄


これら加齢による変化に対抗する方法
Patient Activation Measure (PAM)
  →患者の知識、能力、自信を評価することによって、
   病気の自己管理を強化するための尺度
患者が自分の病気を理解し、前向きに立ち向かうことは、
 病気の経過の改善や、治療成績の向上に深く関わる。

Patient Health Engagement (PHE)ともいい、
 特に慢性疾患や、高齢者の病気に有効。


  なんか、私へのエールに聞こえ、とても嬉しかった。


食に注目!
人間は五官を駆使して駆使して状況を把握する繊細な存在なのだ。
  →視覚(眼)、嗅覚(鼻)、味覚(舌)、聴覚(耳)、触覚(皮膚)
栄養管理は大切だ。しかし、単に栄養を補給され、生かされるだけが人間ではない。


■おいしい物を飲み食べると、あるいは口から物をたべると、
ただそれだけで楽しい、嬉しい、笑顔になる
人は勇気が湧いてくる、人の心を平和にする、おまけに健康につながる
がんの終末期も豊かに過ごせる


  やはり会社レストランのランチは重要! とても嬉しかった。


yaseinoneneさん、今後ともよろしくお願い致します!
コメント頂いて、DMでやり取りさせて頂いた、yaseinoneneさんと会場でお会いすることができて、良かったです。私が会社に戻らなくてはならなかったので、休憩時間だけお話しできましたが、部位は違えども、同い年で重粒子線治療を先進医療扱いで、民間保険会社の先進医療特約からなんとか捻出し、治療したもの同志、会話が弾みました。またどこかでお会い出来れば良いですね。


で、帰りには癖になるインデアンカレー

私はライスより、フライパンで炒めたスパ派。
口が火事ー。でも美味しい、やめられまへんなぁー。
ランチは時間が無くそれでもデキサメタゾン飲まないと吐気や食欲不振が怖いのでコンビニお握り2個!

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