59歳 膵臓癌stage4手術手遅れ不可2018/6告知。抗癌剤に重粒子線治療併用し7cmから2cm弱に小さく!Pancreatic Carcinoma

抗癌剤 mFOLFIRINOX半年で膵臓癌腫瘍1/3。2019/2重粒子治療。2020/3アブジェム。2020/10重粒子線治療2回目。2021オニバイド+5FU、TS1。

★2018/07/23 月 抗癌03 出社 膵臓癌は人間ドックで見つからない

■10ヶ月後45mmになる膵臓癌を見つけられない人間ドック


2014年から2017年まで毎年7月に、毎年会社指定の新宿のXX検診クリニックで人間ドック受診しています。2014年以前も別のところで毎年人間ドック受けていました。


しかも2017年7月には人間ドックでオプションのCTをしましたが、10ヶ月後に45mmにもなる私の膵臓癌は欠片すら発見できなかった検診専門の、XX検診クリニックです。2018/07/19に下記メールし、2018/07/23に私が訪問することにしました


==================== 私のメール引用 ここから
(画像は今回追加)
▼お問い合せ内容
2017/7/11に人間ドック受診させて頂いたのが最後です。昨年以前も数年継続受診させて頂いております。昨年はGOT, GPT, 空腹時血糖130, hbA1c6.8, 白血球などでE判定、腹部超音波では脂肪肝と腎のう胞でC21、オプションのCT胸部で肺気腫Bと脂肪肝臓の結果でした。
 2017/10/14:かかりつけ医で二次検査を受診し、血糖132, hbA1c6.7など
 2018/04/21:念のため採血したところ、血糖253,hbA1c8.5で糖尿病薬処方され、
 2018/05/19:造影剤CT(旧式解像度低い)撮って

 2018/05/26:すい臓に腫瘍発見の結果を聞き、地元総合病院を紹介され、
 2018/05/28:造影剤CT(比較的新しい)撮り45mm大で癌の恐れアリだが、
  すい臓はその地元病院では手に負えず、国立がん研究センター中央病院紹介受け、

 2018/05/30:外来初診、5/31~6/4検査入院、6/7膵臓癌ステージ4告知、
  その後Folfilinox抗癌剤治療3クール目に至っております。


今回の問合せですが、確かにすい臓は見つけにくい部位であることは理解していますが、45mm大に成長していったこの数年間、貴クリニックで腹部超音波検査を毎年受けているのに、一切の指摘が無かったのは、検査者の未熟さなのか、45mmでも見つからないのが普通であるので貴クリニックには一切の問題が無いというご認識なのか、ご見解をお聞き致したく。
==================== 私のメール引用 ここまで


問合せ当日に、「45mmになった膵臓癌を10ヶ月前に見つけられないはずは無い」と(メールで)口を滑らせた院長からスグに返答あり、本日2018/07/23にXX検診クリニック訪問。院長とドクターが出てきて、過去分含め腹部超音波とCTのデータを精査したところ、癌は全く見えなかったとの見解でした。
今の腹部超音波を見ましょうと私から提案し、院長、ドクター、超音波技師、私でモニター見ながら私の腹部に当てた瞬間から、全員の目に膵臓癌が見えました。少なくとも癌が45mmに大きくなっていればこのクリニックでも発見できるという事です。


2017年以前のデータCD-ROMを貰い、

築地の主治医に預けて見てもらいましたが、やはり確認できなかったと主治医も言いました。可能性としては、
 1:10ヶ月前には本当に、CTや腹部超音波では確認できなかったレベルで、それ以降、急に癌が増殖し45mmになった
 2:データCDが改竄されている。
 3:XX検診クリニックの院長やドクターには画像診断の技術が乏しくかつ、
   主治医もこの過去データはちゃんと見ていないか、医者同士の忖度がある。
ですが、今は1と考えています納得してるわけではないですが。。。
ちなみに、私の主治医は、肝胆膵の画像診断の担当なので、見つけたら見つけたと仰るのではないかなぁと。


で、なんでも興味があって、なんでもまず自分でやってみるタイプの私は、

これも自分でやってみたあと、自身の造影剤CTのCD-ROMもマウスホイールぐりぐりしながら、何度も見ましたが、造影剤でもなかなか難しいです
ましてや、本件の2017年の造影剤なしCTで私には腫瘍を見つけることができませんでした(あるいはどれも腫瘍に見えます)。データCDはあるので、しがらみが無く読影の技術が高い人と今後出合った際に、もう一回だけ見てもらおうかなぁとは思ってます。


AIによる画像解析が役立つ領域なんだろうなぁ。どれだけAIに画像を沢山Deep Learningさせるかだけなんだけどな。個人情報保護法とか、データ/画像の著作権保持者とか、それらを病院ごとに管理してるとか、アゲインストが多過ぎですよね。


■2019/9/27 UPDATE
2017/7/11の人間ドックのCTで癌がうっすら映ってました。

あるお医者さんに診て頂いたところ、2018年の造影剤CTを参考にすれば、
2017年の人間ドックCTで2cm弱の癌がうっすら見える(赤枠)が、
このCT単体ではわからないとの見解でした。
それが正しい意見だと思います。やはり、AIでの補助が絶対必要だと思いました。


■話し変わって、5年先10年先に期待!


リキッドバイオプシーが、
SCRUM-Japan GI-SCREEN、73種の遺伝子異常を血液で解析|国立がん研究センター
大腸などで実績重ねて成熟したあと、ようやく膵臓にまわってくるのでしょうね。
膵臓癌早期発見などは、まだまだ先ですね。


ドラッグラグ、特に膵臓癌などマイナーな癌は後回し。
Q39 「ドラッグ・ラグ」とはなんですか。国と製薬産業は、どのような取り組みをおこなっていますか。 | くすりについて | 日本製薬工業協会


厚労省やPmdaあるいはその他独立行政法人を含む政府関連、病院、大学、学会、医薬品企業など「横並びのステークホルダーだらけと言う日本の特異な環境下、新薬認可にかかる(かける)時間や、患者では無く自組織を守るために過剰なエビデンスを求める手間の増大の影響からか、日本はドラッグラグ含め10〜20年遅れているのでは?
今迄は欧米と比較して遅れているとの話しでしたが、10年程前から目立つのは中国の様々な医療の領域に日本の医療が後塵を拝している状況だと思います。中国の強力な政府主導の牽引によって適切な事業に大胆にヒトモノカネを割振った結果、中国の特許、新薬、レジメン、ジェネリックに既に成果が出ています。
とはいえ医者、看護師や病院のクオリティーは日本の方が断然高い状況だと思います。数年先には、中国開発の薬、レジメン、医療機器を、日本の病院で日本の医師看護師によって、中国の方に施術している状況になる気がします。(日本が高度の労働集約産業化?)


がんばれPanCan (Pancreatic Cancer [膵臓癌] Action Network)!
ドラッグラグ解消が署名で何とかなるとは思ってません!
でも、署名すらしないより、署名する方が良いですよね。ご協力を!


PET-CTやPET-MRIは人間ドックで保険適用で受診できるようにすべきだとは思いますが、CT被爆やPETのデメリットもあるのでリキッドバイオプシーに期待しています。

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