59歳 膵臓癌stage4手術手遅れ不可2018/6告知。抗癌剤に重粒子線治療併用し7cmから2cm弱に小さく!Pancreatic Carcinoma

抗癌剤 mFOLFIRINOX半年で膵臓癌腫瘍1/3。2019/2重粒子治療。2020/3アブジェム。2020/10重粒子線治療2回目。2021オニバイド+5FU、TS1。

2020/06/09 火 再発に関して

■今日の国がん中央の主治医のコメント。
・他院のCD-ROMの画像データや手紙などは、当日その場で見ても判断が鈍るので、できれば前日までに欲しい。
 →私から、次回治療(と言っても来週火曜16日)でご意見お聞かせ下さいと言いました。
  逆に嬉しかったです。


・ともあれ、ざっと私から説明し、次4コース目の6/30に造影剤CTを先ずやることに。
 →それも、じっくり読影するために、結果はその次の治療7/7にお聞きすることに。
  これも、有難いし嬉しい。


■CA19-9が先週金曜の60から、今日の血液検査で47にまた下がっていましたが、この短期間では考えづらく、検査病院の測定器の違いや何かしらの誤差と考えるべきです。
とは言え、グラフ化しておきました。


■再発との診断はなぜか、複数の方からご質問を頂きました。
コメントには表示されませんので、私が書いた返答をコピペします。


癌を含む、医学での病状を「何々がAなら、Xとする」など、デジタル的に一意に捉えることは困難です。中国コロナも。少数の例外もそのパターンは多いです。


数値化される検査でも過信は禁物
例えばある検査で、値が10未満は陰性、10以上は陽性と呼ぶことになっています。
しかし、この場合9.9が陰性で、10なら陽性と0.1だけの違いなのに言い切れるかは微妙な事を誰もが分かっていますが、数値で判断するにはこのようにどこかで線引きする必要があります。
無論、数値で右肩上がり/下がりが連続するなどの傾向は非常に重要です。


数値化されない画像診断はなおさら過信禁物です。
重粒子線治療直後のPETでは壊死したと思われる腫瘍の場所に反応が薄かったし、
 CA19-9の値は正常範囲でした。
今回のPETでは腫瘍の同じ場所の反応が濃かったし、
 CA19-9の値は異常範囲でした。
これらの事実から鑑みて、再発してしまったと考える事が賢明であると言う見方です。


ただし、上記グラフからも読み取れますが、2020/3をピークに今迄ずっと右肩下がり基調であることはGnPが高い効果で奏功していると考えられ、逆に朗報です。


上記説明の中でも、重粒子線治療直後に壊死していたか、いなかったかは、割腹して切り刻んで顕微鏡で観察しないとわからないので実際には不明です。
また、今回「同じ場所」と書きましたが、同じ角度で同じ臓器の位置や角度で画像撮影(PET/CT/MRIなど)することは厳密には出来ませんので厳密なる比較とは言えません。
このように、病状を確定診断するというのは至難の業です。


■癌は情報戦
また、癌は情報戦という言葉は良く聞きますが、私は一言で片づける言葉でなく、
情報を集めて、探し出す、たゆまぬ努力が重要で、
・その集まった情報から、信用できる情報と、そうでない情報に、自ら分類する能力と、
・さらにその、自身が分類した信用できる情報を、自らの力で分析する能力
・また、その分析結果から、自ら方向性を判断する能力
の全ての能力向上とその能力を日々更新し研ぎ澄ます努力が重要だと思います。


実は、私が部下に言っていた、仕事への対峙方法と同じです。お恥ずかしい。

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