2021/01/28 木 明日の胆管へのステント留置手術の説明
※このページの写真、図版は全てオリンパスのWEBからの引用で、それぞれに元ページをリンクしてあります。
今回私が手術する、胆管(総胆管)とは、肝臓と十二指腸(胃と小腸の間の腸)を結ぶ管です。
胆管・胆のうの役割
胆汁は肝臓で休みなく分泌され、胆のうに貯えられ濃縮されます。食事などの刺激で胆のうが収縮すると、胆汁は胆管を通って十二指腸に流れこみ、脂肪の消化酵素であるリパーゼの働きを助けます。
胆汁は、胆のうで作られるとばかり思ってました。。まさか肝臓とは。
私の状況は、胆管(総胆管)を膵臓にある癌が押して、詰まりそうという状態です。
そこに超音波内視鏡(親スコープ)に
胆管用の細いチューブ(子スコープ)を、
入れて、下図のように、口から胃を経由して十二指腸に到達させた親スコープから、子スコープをUターンさせて胆管に入れます。
このように子スコープで胆管や膵管を見る方法を内視鏡的逆行性胆管膵管造影 (ERCP)と言うそうです。下記リンク先は、内臓の写真があります。閲覧注意。
ERCPによる造影検査に加えて、胆管にステントを留置して詰まりそうな胆管を広げるという手術を胆道ドレナージ術(EBD)と呼ぶそうで、それを行う予定です。
開腹などありませんので低侵襲(体への負担が少ない事)ではありますが、食べるたびに胆汁が分泌される胆管へのステント留置なので、明日朝から最悪数日飲食禁止で、点滴生活だそうです。但し、点滴はCVポート経由でOKらしいので、腕からの点滴に比べれば楽です。
明日は、するっとうまくステントが入りますように!