2021/03/04 木 国立がん研究センター 東病院
治験の検査の結果を国立がん研究センター 東病院に聞きに行って来ました。
・1つめの治験:リキッドバイオプシーでKRAS(ケーラス)遺伝子に変異が無いかの検査。
変異無ければ次にすすむ。
・2つめの治験:EUS-FNAでNRG1遺伝子の変異があるかの検査。
変異あれば次にすすむ。
・3つめの治験:MCLA-128の第I/II相試験(国際共同試験)に参加する。
2/8に入院し、EUS-FNAで癌細胞を取って検査した結果を、今日聞きに来ました。
結果は残念、NRG1遺伝子の変異が無く、3つめの治験に進めませんでした。
先生も看護師さんもやたらと、「ショックは無いですか?」「大丈夫ですか」と親切に何度も聞いて下さるので、逆に「ああ、悲しい事なのね~」とちょっと動揺しましたが、それほど期待はしていなかったので、まあこんなものなのかと。
とは言え、いろいろ気を使って聞いて下さったので、確証できなかったことを聞きました。
①癌細胞がある事は確認できたのか?
結局、KRAS遺伝子もNRG1遺伝子も異常が無かったので、遺伝子に異常がある事で起こる癌そのものが消えたとか弱くなった事にならないのか? という素人考えです。
EUS-FNAで癌細胞とおぼしき細胞を取って病理で顕微鏡で見たところ、重粒子によって見辛くはなっているものの、癌細胞と判断されたそうです。
②私の検体(癌細胞)は、アメリカに空輸されたのか?
NRG1遺伝子の変異は日本では検査できない(日本の医学の遅れを感じました)ので、やはり私の検体はアメリカに空輸され、検査され、その結果NRG1遺伝子の変異は無いと判断されたそうです。
治験なので検査の費用は無料ですが、EUS-FNAやDPCの2泊3日の入院代自己負担分約7万円が無駄になりましたが、まあしゃあないかと。
今日の診察の保険点数274点中、200点は、がん患者指導管理料(医師・看護師が心理的不安軽減のため面接)という項目でした。なので、やたらと親切に何度も聞いて頂いたのかと、ちょっと面白くて笑ってしまいました。