膵臓癌で手術不可の抗癌剤の一次治療は、１、２で、３以降は二次治療です。
そのうち、１、１’、２、３をやりました。
それぞれ結構治療費が違うので、まとめてみました。

１：フォルフィリノックス（FOLFIRINOX=FFX）療法
　5-FU・イリノテカン・オキサリプラチンの3種類の抗がん剤に、
　5-FUの増強剤であるレボホリナートを加えたもの
　2週間ごとに繰り返す

１’：FFXから味覚障害が強かったオキサリプラチンを除いたもの

２：ゲムシタビン・ナブパクリタキセル療法（Gem/nab-PTX療法, GnP療法, アブラキサン/ジェムザール, アブジェム）
　 1回60-90分の点滴を、週1回で3週連続行い4週目を休む、4週間1コース

３：リポソーマルイリノテカン(オニバイド)・5FU/LV療法（Nal-IRI/FL療法）
　2020年6月に保険承認された治療
　先述のFFX療法からオキサリプラチンを外し、イリノテカンをリポソーム型イリノテカン(オニバイド)に組み替えた、二次治療用の併用療法です。
　FFXと同様に2週間ごとに繰り返す治療

　今回の治療はこれです。結構高いです。

４：ゲムシタビン療法：長年、進行膵臓がんに対する標準治療とされていた治療法
　1回30-60分の点滴を、週1回で3週連続行い4週目を休む、4週間1コース

５：Ｓ１療法：ゲムシタビン療法と同程度の効果が示されている、飲み薬による治療法
　1日2回の服薬を4週継続した後、2週休薬するという6週間1コース

上記金額は一回分なので、2週間1コースは、曜日などによって1カ月当たり最大3回必要です。

高額療養費制度があるので、収入によって補助があるので、そのままの金額を支払う事はありませんが、参考まで。