59歳 膵臓癌stage4手術手遅れ不可2018/6告知。抗癌剤に重粒子線治療併用し7cmから2cm弱に小さく!Pancreatic Carcinoma

抗癌剤 mFOLFIRINOX半年で膵臓癌腫瘍1/3。2019/2重粒子治療。2020/3アブジェム。2020/10重粒子線治療2回目。2021オニバイド+5FU、TS1。

2020/05/26 火 祝生存2年!GnP5回目 オニバイド ラーメン

前回4回目の抗癌剤から20%減薬したお陰で発熱も抑えられたので今後もGnP(ゲムシタビン・ナブパクリタキセル)減薬です。
で、主治医が電子カルテ見ながら、「いやー、もう二年経ちましたね」と言われ、「あ、ほんまに!」と気が付きました。中国コロナで忘れてました。
「2年前の、7cmの膵臓癌腫瘍、腹膜播種、リンパ腫のStage4の状態を鑑みると、2年も生存したのは珍しいとお感じでしょうか?」と主治医に聞いてみました。「はい、そう思います」と言って下さいました。
副作用は積毒ままならぬ状態ではありますが、まだまだ元気なので、後1,2年は生きている気がします


あと、オニバイド=イリノテカン塩酸塩水和物

についても、国がん中央でも2020年6月から実際に膵臓癌の治療に使えるとの事で、主治医の先生から私の「次の選択肢になります」と、仰って頂けました。 
 オニバイド患者向医薬品ガイド (患者必読)
 オニバイド添付文書
オニバイドは、もともと私がやっていたFolfirinoxに含まれているイリノテカンをナノリポソームというカプセルに入れたもので、癌だけに届きやすくする仕組みのようです。
また、オニバイド単体で抗癌剤とするのではなく、5-FU/ロイコボリン(=レボホリナート)との併用と考えられます。
素人的に考えれば、過去40回も打ったFolfirinoxから、オキサリプラチン抜きにして、イリノテカンをカプセルに入れて効きやすくし、5-FU(フルオロウラシル)とそれを助けるレボホリナートはそのままな感じではないでしょうか? これをやるのであれば、せっかく開放された5-FUのボトルを首から下げた46時間点滴に戻りますが。。。

とあるように、オニバイドはMM-398という開発コードネームで検証されていました。
 このリンク先の43ページにMM-398(オニバイド)で2カ月生存期間が延びた資料あり。
手術不可能なすい臓がん患者に対し、
 ゲムシタビンベースの1次治療でがんが増悪した患者に、
 2次治療として5FU/ロイコボリンにオニバイドを加え無かった群に対して、
 2次治療として5FU/ロイコボリンにオニバイドを加えた群が、
 生存期間中央値もハザード比も優れていたという試験結果(エビデンス)です。


今回の国内の承認は2次治療としての承認なので、
 ゲムシタビンベースの1次治療後に癌が憎悪した患者だけでなく、
 FOLFIRINOXの1次治療後に癌が憎悪した患者で投与された患者でも、
 5FU/ロイコボリンにオニバイドを加えて2次治療として投与が可能となるようです。


上記実験で、単剤より、5FU/ロイコボリンにオニバイドを加えて投与した群の中央値が2カ月延びるという事で、たった2カ月?という見方もあるかもしれませんが、
化学療法の選択肢が少ないすい臓がんに選択肢が増えるという事が、
患者の希望となると思います。


ちなみに、1次治療とは、手術不可能ながんに対して抗がん剤治療する場合の初めの抗がん剤治療のことです。すい臓がんの私には、FolfirinoxとGnP療法(ゲムシタビン・ナブパクリタキセル併用療法)です。Folfirinoxは39回もやると効き目が乏しくなったので、GnP療法を始めて5回目の点滴なのが現状です。
さらに現在の1次治療のGnP療法が効果が乏しくなるまで、または副作用等により使えなくなって使用を中止した場合、別の抗がん剤治療に切り替えますが、そのことを2次治療といいます。その次は、3次治療といいます。

すい臓がん患者で、手術ができない場合や再発した場合の化学療法として、
 ①FOLFIRINOX (5-FU+レボホリナート+イリノテカン+オキサリプラチン)
 ②ゲムシタビン (ジェムザール)+ナブパクリタキセル (アブラキサン)併用療法
 ③ゲムシタビン単剤治療
 ④ゲムシタビン+エルロチニブ (タルセバ)併用療法
 ⑤テガフール・ギメラシル・オテラシルカリウム配合剤 (TS-1:ティーエスワン)
が今まで、あったわけです。
  
イメージとしては、この②と③の間に、②'として、
オニバイド(ナノリポソーム型イリノテカン製剤)+5FU+レボホリナート併用療法が出てきた感じです。
①は39回やって、マーカーが上がり基調になったので、②に変えたばかりで、まだ②の効果測定はできておらず、②が効く迄は②を続け、②が効かなくなったらオニバイドかなぁと。
さらに私は、まだ先進医療を賄える保険にたまたま入っていたので、腫瘍が再発/転移して特定できる場合は、昨年2000年2月に行った重粒子治療もどこかで追加で行う可能性もあります。


いつもは抗癌剤の製薬待ち中に昼食を頂きますが、今日はとても病院が空いてて、GnP療法の製薬待ち時間が30分と早く11時には点滴開始予定になったので、13時過ぎの点滴後に14時迄空いている築地場外で食べることにしました。
鳥の卸し鳥藤がやっている、

鳥めし 鳥藤分店に行って来ました。

名物の親子丼や親子カレーはもちろん美味しいですが頂いた事があるので、

以前、他のお客さんが美味しそうだった、鶏の水炊きそば塩味を頂きました。

久しぶりにお店で食べるラーメン、しかもスープの旨味がハンパないラーメン800円、大満足でした。鳥団子と、鶏肉がさらに美味しく。塩味正解です。

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