59歳 膵臓癌stage4手術手遅れ不可2018/6告知。抗癌剤に重粒子線治療併用し7cmから2cm弱に小さく!Pancreatic Carcinoma

抗癌剤 mFOLFIRINOX半年で膵臓癌腫瘍1/3。2019/2重粒子治療。2020/3アブジェム。2020/10重粒子線治療2回目。2021オニバイド+5FU、TS1。

★2019/01/11 金 抗癌15 通院:放射線治療検討その5_放医研 千葉 初診 検査入院予約

8時に車で出発、片道60km 90分で放射線医学総合研究所病院(放医研病院)に到着。

このMAPの左上の赤丸現在地マークがあるところが病院で、がん病院としては小さめですが、病院の入院フロアを少し覗いた所、結構満床でびっくりしました。その他の施設全部が放射線医学総合研究所(放医研)です。隣の千葉大学のキャンパス並みに広大な施設でした。
対応して頂いたドクターに、私が作成した自身の経緯資料を説明し、HIMAC(Heavy Ion Medical Accelerator in Chiba:Cは千葉なのよ~:このリンクは2017年の論文でHIMACの比較的最新の情報がまとめられています)で、既に呼吸同期3次元スポットスキャニング照射(メリディアンで結果的に実装している機能)、回転ガントリー(照射時患者を動かさず、360°どこからでも重粒子線を照射)で臨床が始まっている新治療研究棟 研究内容・成果:上記論文より分かりやすいを確認しました。メリディアンとのリアルタイム追随性については比較方法が無いのでわかりませんでした。
ドクターが作成された資料を丁寧に説明頂き、すい臓がん実績500名2年生存率50~60%もある重粒子治療を行おうと考えています。

で、放射線は同じ部位に対してワンチャンスと考えていた件です。2年後までに照射部で再発する方は30%程度あるらしいですが、その際他の臓器に転移が無くて、消化管(胃や十二指腸)に広がっている、あるいは癒着していることが無い場合などの、条件が整えば、再度の照射も可能で6回行った方もいらっしゃるそうです。ですので、ワンチャンスでは無さそうです。


この後は、今月2019年1月末に3日間の検査入院でCT、PET、MRIを行い、キャンサーボード(病院内の外科医・内科医ほか混成チームでの会議で重粒子治療が私にとって最適かを検討する会議)の結果を受けて正式入院となります。
今の治療入院の予定は2019年2月中に1日あたり照射たった3分(用意含め30分)を12回(日)行う治療のため3週間の入院の予定です。ほぼ毎日やることなく、暇過ぎることになりそうです。治療が無い土日祝月は通常は一時帰宅が認められるらしいのですが、例年この時期インフル流行で病院缶詰になる可能性大らしいです。。。
その間は現行抗癌剤FOLFIRINOXでは無く、Gemcitabineの化学療法併用の予定です。


さらに今後、重粒子治療を終了した退院後は現行の国立がん研究センター中央病院で、化学療法を継続したいと考えています。具体的にはフォルフィリノックスに含まれる痺れの主な原因と考えられるオキサリプラチン減薬もしくは休薬を行う方向を考えています。ゲムシタビン・ナブパクリタキセル療法にするか、ゲムシタビン単独、ティーエスワン単独などにするかも検討の範囲だと思っています。


ドクターから重粒子治療を求める患者は、手術が既にできず、化学療法の効果が薄れた方が重粒子治療に辿り着くケースが多く、まだ私のように手術はできないが化学療法の効果が薄れていない患者は少数との事。もちろん化学療法でもっと小さくしてからという発想がありますが、私の場合、次の理由でほぼ重粒子治療に傾いています


1:自覚症状が既に有る方とは比べ物にならない、味覚症状と痺れごときですが。。
このまま痺れが強くなると、アクセルやブレーキの感覚が衰え、大好きな車の運転ができなくなる辛さ。指先も、お札が数えられない/本や新聞のページをめくり難いなど感覚障害は結構生活に支障をきたすことが実体験で分かってきました。オキサリプラチン休薬すると味覚症状はかなり改善しますが、痺れは少しずつ酷くなっていて、休薬しても症状が好転するには時間がかかりそう。副作用の対策で、現行効いている化学療法を減薬で弱くするため、腫瘍が小さくなってもまだ手術不可の私は重粒子治療に魅力を感じます。


2:外科手術と比較し、重粒子治療に魅力を感じます。
すい臓がんで外科手術を行う多くの場合、周囲の臓器やリンパ血管なども摘出するすることで発生するであろうQOL低下を、重粒子治療では癌腫瘍にのみ作用するため、少しでも抑えられる可能性を感じる。


3:癌腫瘍そのものを重粒子治療で殺せる事を期待しつつ、重粒子治療後も化学療法を継続することで転移や腹膜播種転移の発生を抑えたい。


4:メリディアンはMRIとくっつけるという発想で機器としての完成度は高いが、ガンマ線を使うため周囲正常細胞/臓器への影響は、重粒子よりリスクを感じる


5:また、先進医療は生命保険会社から全額直接病院に支払って頂けるように調整中で、入院費用も別途カバーされる事も確認出来、金銭面の心配はない。

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