★2019/07/03 水 出社 mFolfirinox フォルフィリノックス(抗癌剤3種カクテル)療法まとめ、牛肉二種のすき焼き、銀鱈西京焼き
昨日から、muragon 人気ブログ記事に掲載して頂いたようで、通常500アクセス/dayが、昨日は2,415、今日は19時現在2,307アクセスを頂いております。有難う御座います。
いつものように、2週間ごとの抗癌剤3種カクテル! mFolfirinox (オキサリプラチン抜き)
を隔週火曜スタートで昨日開始しました。
私が23回やっている、mFolfirinox のまとめ。久しぶりです。
Folfirinox フォルフィリノックス の説明は、他院のWEBで、すい臓癌の4つの化学療法との併記ですが、最も分かり易いです。
フォルフィリノックス(FOLFIRINOX)療法:5-FU・イリノテカン・オキサリプラチンの3種類の抗がん剤に、5-FUの増強剤であるレボホリナートを加えた多剤併用の治療法です。
2週間ごとに繰り返す治療ですが、1回あたり2日間かかるため、外来・在宅で治療を行うために、皮下に埋め込み型のポートを造設する小手術を行う必要があります。
2013年末より保険承認となった治療法で、従来のゲムシタビン療法よりも高い効果が示されていますが、副作用(感染症・下痢・しびれ、など)の頻度も高く、十分な体力があり、全身状態が良好な方が対象になります。当院では、副作用を低減するために、当院主導で行った多施設共同試験の結果を踏まえ、予め修正を加えた投与法(modified FOLFIRINOX)で治療を行っています
米国臨床腫瘍学会(ASCO)年次総会の発表や、東北大学の発表などが、化学療法を選択し、継続するモチベーションの材料になっています。
2018年の日本語翻訳記事 ↓
上記は、ゲムシタビン・ナブパクリタキセル療法との比較では無く、
ゲムシタビン(=ジェムザール)単剤での療法との比較です。
mFolfirinox療法と、ゲムシタビン・ナブパクリタキセル療法の生存期間の差異は、
によると
mFolfirinox療法:17.1ヶ月、
ゲムシタビン・ナブパクリタキセル療法:14.1ヶ月だそうです。大差はありません。
今までは、手術ができる状態で見つかった膵臓癌(私は手術不可です)は、まず手術する事が良いとされていました。しかし、今年の1月のこの東北大学の発表が覆しました。
術前化学療法を行った群は、手術先行群と比較して治療成績が良好であることが、世界で初めて明らかになった。
今回の結果は切除可能膵がんの標準治療を大きく転換するものであり、膵がんの治療成績の向上が期待できる。
これも、癌切除手術が出来る/出来ない、する/しないにかかわらず、
化学療法を行う人たちをがんばろうと、勇気づける事になると思います。
昨日は通院で、埋め込み型ポート(CVポート)経由で、吐き気止めや、イリノテカンを点滴した後、
最後の抗癌剤フルオロウラシル(5-FU) の注入は46時間かかりますが、帰宅し、
水木の今日は首からインフューザー
をぶら下げて出社です。
投薬中は吐き気、倦怠感MAXで疲れる、手足指中心の痺れが起因する様々な事象が増強、電車で立ってるとふらつく、目がカスむ、下痢、便秘などいろいろ襲って来ます。
最も辛い吐き気は3日間錠剤で服用する、デカドロン(制吐効果)を指定回数と、
事前に処方されている、イスラエルのテバ社のメトクロプラミドを自分のタイミングで服用する事で収まります。
オキサリプラチン
を抜くことで、私にとっては副作用で吐き気の次に辛い、味覚障害は相当軽減されますが、痺れは収まらず小康状態です。
ただ、オキサリプラチンを抜き始めたのが今年1月の16回目で、今回23回目のmFolfirinoxなので、半年もオキサリプラチン抜きです。それが原因で、増大してないか、遠隔転移(膵臓近くの血管周りには癌が張り付いているので今も転移/浸潤はしてます)していないか、再発しないかがそろそろ気になっています。
抗癌剤開始から3日目の明日に5-FUが終わるので、明日自分でCVポートから、インフューザーの針を抜きます~。抜くとスッキリ~。針刺しながらの睡眠もすっかり慣れました。もちろん、針を刺している今日はお風呂には入れません。
2月の重粒子線治療で腫瘍自体はそろそろDNAが破壊され、増殖できず壊死してくれていると思います。今年2019年2月に重粒子線治療を行った、
で、9月初旬にPET 検査を受ける予定です。癌腫瘍が壊死しているのか確認できれば良いなぁ~と。
主治医の
でも、転移などのチェックで、8月に造影剤CTをやるかも知れません。
以上がFolfirinoxのまとめです。再来週の火曜にまた始まります。。。
すき焼き会社ランチっ!
さて、今日は会社ランチ、1,300円のメニューは大好きな松花堂弁当で、既に売り切れ。
抗癌剤治療中は流石に量が多い1,600円のメニューをチョイスしましたが、結局デザートまでたっぷり頂いてしまいました!
料理の品数が多く、味のバリエーションが豊富で、しかもどれもこれもすんごく美味しいので、やや味覚が劣っている治療中なのに、最初から最後まで美味しく頂けました。
・牛肉二種のすき焼き 夏野菜をたっぷり入れて
すき焼きにズッキーニとトマト入ってます。こんなに合うとは大発見! 美味しい!
・銀鱈西京焼き 旬の口取り彩々
ここの西京焼きは最強です。
シャレを言いたい訳では無く、たれの味、焼き加減、お魚自体、本当に最強!
・まぐろとアボガドのミニさらだ
・大好きなほうじ茶プリン、マンゴープリン
毎度ながら、完食です。
最も食欲がある、Stage4だった、膵臓がん患者かもぉ。
今はStage2か3だと思います。次回主治医に聞いてみます。