59歳 膵臓癌stage4手術手遅れ不可2018/6告知。抗癌剤に重粒子線治療併用し7cmから2cm弱に小さく!Pancreatic Carcinoma

抗癌剤 mFOLFIRINOX半年で膵臓癌腫瘍1/3。2019/2重粒子治療。2020/3アブジェム。2020/10重粒子線治療2回目。2021オニバイド+5FU、TS1。

2019/11/02 世界初、膵臓がんに「自殺遺伝子療法」

という、ややセンセーショナルなタイトルが付けられた2019.10.31に発表されたばかりの日経BPの記事があったので調べてみました。

結論から言うと、日経BPも、元社員で東大卒でも今一つインテリジェンス性の無いコンテンツ業者さんに記事入稿迄丸投げしていて、記事の題の付け方が、ネットでバズれば勝ちというとても低いレベルになってしまったということです。嘆かわしいことです。しかも、バズってもいないのが悲し過ぎます。
日経とBPの新聞雑誌の購読だけで月に1万円払っているのですがもう止めようかなぁと。


開発したのは、 公益財団法人 川崎市産業振興財団が作った、ナノ医療イノベーションセンター(iCONM)で、そこが発表した内容はこちらです。


しかし、自殺遺伝子療法という聞きなれない言葉は1990年代に既に論文もでており、

という、特定非営利活動法人で、既に私も使っている抗癌剤の、5-FU(フルオロウラシル)に言及した論文「自殺遺伝子 による癌の遺伝子治療」も1999年に出ていました。今回発表の記事の癌患者に興味がある概念自体はこの20年前の論文と同じです。
5-FUは毒性が強くそれを体に入れると全身の正常細胞も癌も同じようにやっつけてしまい、私のように癌にも効きますが、全身の正常細胞も副作用が蝕みます。それに対し、癌の細胞の中に5-FCを5-FUに変換させる機能を持たせるようにしておく事で、毒性の弱い抗菌薬5-FC(フルオロシチジン)を抗癌剤同様全身に投与すれば、癌の内部だけに毒性の強い5-FUが出来上がって癌を退治するという概念です。癌の中に毒が出来て、その癌がその毒で死ぬので自殺と言う言葉を使ったのでしょうか?


今回は、日経BPの記事で目立った、「自殺遺伝子療法」が目玉なのではなく、5-FUをその前駆体5-FCから合成する酵素の一本鎖DNAをコンパクトに丸めてナノマシンに搭載して癌に届けたことが発表の主題でした。
5-FCを5-FUに変換するように加工されたDNAをナノマシンに入れて癌に届けておいてから、全身に毒性の弱い5-FCを入れて、 癌の中で5-FUになって癌をやっつけるということです。
そういわれると、余計、今やってる5-FUはキツイねんなぁと再認識。
この発表自体は、全身に5-FUを行き渡らせている私には関係ないなぁ。

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