2020/03/27 金 中国コロナが怖い
国立国際医療研究センター病院 大曲貴夫・国際感染症センター長
9ポストに転載されていた記事のリンク
FaceBookで昨夜の都知事の会見後、投稿しましたが、こちらにも書きます。
テレビでは都知事の会見で、カットされた医療現場のセンター長が語った新型コロナの怖さがとても説得力がありましたので、転載します。
WHOの出している数字にも出ていますが、8割の人は本当に軽いんです。歩けて動けて仕事にも行けてしまうくらい。
ただ、残りの2割の方は確実に入院が必要で、全体の5%の方は集中治療室に入らないと助けられない。
しかも、僕は現場で患者さんをよく診ているので分かりますが、悪くなる時のスピードがものすごく早い。
1日以内で、数時間でそれまで話せていたのにどんどん酸素が足りなくなって、酸素量を上げてもダメになって、人工呼吸器をつけないと助けられないというふうに数時間でなって、それでも間に合わなくなって人工心肺も付けないと間に合わないということが目の前で一気に起こるわけです。ものすごく怖いです。罹った方で持病があったりする方は結構そういうことが起こる。だから、(そもそも新型コロナに)罹っちゃいけないと僕は思います。それが正直なところです。
イタリアなどで起きていて、アメリカでは秒読みの医療崩壊に日本もなれば、
治る見込みが高い若くて持病が無くて症状が軽い人達に人工心肺を含む治療用ベッドが割り当てられ、
重篤化する可能性が高い(=治る見込みが低い)持病がある高齢者にはベッドすら与えられないという状況になりますので、まさに、患っちゃいけないという状況だと思います。
新たな感染者が今日3/27東京で40人、大阪で20人、全国で100人増加、しかもその多くがどこでうつったかわからない状況であれば、実際には既にパンデミックの状況で、数千~万人規模で感染者が増加していると思います。既に都市封鎖すべきで、ある意味もう手遅れだと思います。
自分だけは感染しないという考えの正常性バイアスですが、最凶の癌の膵臓癌になった者からすると、いや、感染するでしょと考えます。
嗅覚や味覚の異常もコロナ初期症状と言われていますが、肺炎が重篤化しなければ、初期症状だけで死ぬことは無いので、嗅覚や味覚の異常のレベルだけで入院されると、重篤化する人のベッドが足りなくなるなぁと、野球選手を応援するマスコミに違和感感じています。例えば抗癌剤患者には当たり前の、嗅覚や味覚の異常は軽い風邪でも誰でも起こるので、熱や倦怠感、くしゃみなどの症状もないのに、臭覚や味覚の異常だけの症状で今朝から病院に殺到している人たちはどんだけアホやねんと思います。
いろいろ書いてずれましたが、薬が無い現状では、陽性の感染者でも症状が重篤化しない80%の人は家で安静にして自分の免疫力で治すしかなくて、入院が必要になる20%の人が確実に病院のベッドが確保できることを祈ります。