59歳 膵臓癌stage4手術手遅れ不可2018/6告知。抗癌剤に重粒子線治療併用し7cmから2cm弱に小さく!Pancreatic Carcinoma

抗癌剤 mFOLFIRINOX半年で膵臓癌腫瘍1/3。2019/2重粒子治療。2020/3アブジェム。2020/10重粒子線治療2回目。2021オニバイド+5FU、TS1。

2020/05/08 金 看護師さんのガウンもゴーグルも無い!

昨日、国立がん研究センター 中央病院で、抗がん剤の点滴を受けましたが、びっくりした事があって、記録しておきます。
なんと、通院治療センターで抗癌剤を点滴治療される看護師さんが抗癌剤の暴露対策に、絶対に必要な、ガウンを付けておられませんでした。ゴーグルも再利用されていました。コロナの看護師さんを優先しているとのことです。確かに特殊な資材ではあると思いますが、すぐに国内で作れないのか、増産できないのか、やりきれない思いです。



■ゴーグル、ガウンが、何故、抗癌剤を扱う看護師さんに必要か下記に示します。
通院で抗癌剤を点滴する施設を一般的に化学療法室と呼ぶそうですが、国がん中央では普通に、通院治療センターと呼びます。

薬剤師さんがクリーンルームで調剤した抗がん剤が、通院治療センターに運ばれます。
そこで、看護師さんが、普段は、使い捨てのゴーグル、ガウン、手袋を付け、我々癌患者に抗癌剤の点滴をして下さいます。点滴の針を入れる時だけでなく、針はそのままで薬剤をコネクタで付け替える際も都度新しいゴーグル、ガウン、手袋を付けて作業されます。


で、抗癌剤というのは、1940年ごろから毒ガスで有名なマスタードガスの類似体が使われたのが起源で、癌細胞を殺す強い毒性をもつ薬物であることは今も変わりません。
抗がん剤は皮膚に付着して吸収されたり、揮発性の薬物の場合には吸入されたりします。これを抗癌剤の曝露(ばくろ)と言います。


職業性ばく露は、急性・短期間の反応だけでなく、長期的な影響とも関連しており、催奇形性、発がん性が証明されている抗がん剤も多くあります。また、抗がん剤を取り扱う医療従事者の染色体異常や流産発生率の増加なども報告されています。

がん化学療法におけるメディカルスタッフの職業性曝露とその予防について


抗癌剤の治療をして頂く看護師さんにリスクがあるのは、患者としてはとても辛いです。

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