59歳 膵臓癌stage4手術手遅れ不可2018/6告知。抗癌剤に重粒子線治療併用し7cmから2cm弱に小さく!Pancreatic Carcinoma

抗癌剤 mFOLFIRINOX半年で膵臓癌腫瘍1/3。2019/2重粒子治療。2020/3アブジェム。2020/10重粒子線治療2回目。2021オニバイド+5FU、TS1。

★2018/12:放射線治療検討その2_すい臓がんStageIV告知から半年越えた心境

■全般
2018年6月にすい臓がんStageIV告知(=治癒は切除必須なのに、切除不能な状態で発見されました)から半年経過しました。化学療法FOLFIRINOXの中央値17ヶ月から考えると、死期は後1年弱という計算です。

すい臓がん生存率5%! 早期発見で劇的改善!


(この記事のとおり、私もHbA1cの上昇をかかりつけ医に指摘された事からすい臓がんを発見できました。この記事、是非皆さんも参考にしてください。【それは「血糖値の上昇」です。それも常に上下する随時血糖値ではなく、ヘモグロビンAワンシー(HbA1c)といわれる一ヶ月間の平均血糖値で、ガンの増殖を発見することができます。】)


6月の抗癌剤1回目から来週に14回目を迎え、8月、11月の造影剤CTごとに小さくはなっているものの、上腸間膜動脈に浸潤していることには変わりなく、切除はこの先も困難だと思います。仮に手術出来たとしても、膵臓の大部分や周囲の臓器、血管も切除する必要があると思われ、QOLの著しい低下と引き換えになります。
前回の抗癌剤の通院で、主治医と放射線治療を検討開始しましょうと意見が合いました。


■すい臓がん早期発見の方法 まとめ
・私のHbA1c2017/7の人間ドック(超音波検査、CTですい臓癌の欠片も発見できない)で糖尿病の疑いの時は6.2~6.8、かかりつけ医に造影剤CT指示された2018/58.51年に満たない期間HbA1cの差分2に満たない小さな差で、すい臓がん55mmになりました。万が一HbA1cが6.xから8.xに増えたら医師に造影剤CTの受診をスグに依頼してください。造影剤CTはリスク多いので人間ドックではメニュー化されていないようです。


・HbA1cの差がまだ無い時にすい臓がんを早期発見する方法としては、腫瘍マーカー(CEAやCA19-9など)が勧められると思いますが、少なくとも私の場合、アテになりません。なぜなら今も私はどちらも陰性です。また的中率は10~20%程度とも言われているので、私には意味があるとは思えません。


・腕がある検査技師の方がいらっしゃる病院なら、超音波検査が有効です。
MRCP(MR膵管胆管撮影)はリスクも少なく2~3万円で受けられるようで、基本的な読影には熟練医師でなくても管が太いかくらいは分かるので、すい臓癌の早期発見にとても価値があると思います。人間ドックのメニューになっているところもあります。
・お金(15万円前後)と時間と被曝などのリスクを考えない場合は、全身の癌をほぼ見渡せるPET CTMRIがお薦めですがが、すい臓癌はPET CTでも見つける事が出来ないケースも多いようです。
・PET CTはすい臓癌以外にも、胃/食道/大腸癌も見つからないケースが多く、これらの癌の検査は、内視鏡検査に勝るものはありませんし、早期なら検査中に、腫瘍を見つけたその場で取ってもらえるので上下の内視鏡検査は重要です(膵臓癌には関係ありません)。


造影剤CT、超音波検査、MRCP、PET CTなど受診の際は がん診療連携拠点病院等 |厚生労働省 での受診を強くお薦めします。
何故なら折角、これらの画像診断を行っても、その画像によって診断するのは医師という人間であって、その読影の力や単位時間当たりの処理能力には大きな差があるからです。検診だけの施設(〇〇検診センターとか)では私のように毎年人間ドックにCT含む様々なオプションを何万円も付けても、見つけてはもらえない場合が殆どだと思います。
今のがんの知識を持った私が、がんに罹患せず健康であった場合は、45歳から数年おきに、癌に強い病院で人間ドック+MRI を受診すると思います。下記は都内の例。
 検査項目一覧及び料金|国立国際医療研究センター病院
 検診センター|国立がん研究センター 中央病院
 健診のご案内|がん研有明病院

お勧めするMRCPは人間ドックのメニューになっていない場合、別に行います。


2018年12月18日放送 がんの「超」早期発見に挑む!〜日の丸ベンチャーの底力〜|日経スペシャル ガイアの夜明け : テレビ東京 で紹介された下記の唾液だけで肺/乳/大腸/膵臓/口腔がんの検査がかなり高い精度で2万円で検査できるらしいです。


■化学療法について(今迄)
FOLFIRINOX療法:すい臓がんStageIV(切除不能:手術不能)の患者にとって、主に用いられる4つの化学療法の中で最も効果と副作用が強いもの。


1:副作用
・当初からあったが、薬などで解消:吐き気、下痢、便秘
・抗癌剤10回目以降は生活に支障が出るレベル:
 味覚障害:オキサリプラチンを休薬すると収まる傾向だが無くならない。抗癌剤1クール2週間中、1週目は味がしない。2週目も元に戻るわけでは無い。
 手足指、唇、頬、足裏の痺れ:第一関節は感覚がほぼ無く、コップや皿をこぼす。とうとう、四六時中ピリピリするようになりました。
 倦怠感、体力低下:抗がん剤前の体力を100とすると40くらい。
2:不安
・抗癌剤1クール2週間は早くて、終わったらスグ次。
・副作用が強くなるため抗癌剤やりたくない気持ちと、
・副作用の強さや血液検査の結果から、抗癌剤をスキップ/停止と言われる恐怖が同時に襲いかかる。


■放射線治療(今後)
手術が困難な私には、ひょっとしたら癌を一気に小さくできる可能性がある、放射線治療には希望があります。しかし、下記慎重に判断すべきと考えています。
放射線治療中と、治療後も化学療法は継続すると思います。


1:放射線治療は1回勝負。
放射線治療は初回の放射線治療から何年経過しても、放射線で障害を受けた正常組織に障害が緩和されること無くそのまま蓄積されるため、原則として二度と同じ部位に放射線治療できない。(放射線医師に確認済み)


2:抗癌剤(化学療法)に、放射線治療を加えると、副作用は単純に増える。
放射線治療による副作用は、一般的には化学療法より少ないそうです。とはいえ私の場合、化学療法は併用する(膵臓周囲の血管への浸潤対策)ことになるはずなので、放射線治療で副作用が出る場合、副作用のバリエーションが増えたり、強まったりするはず。


3:放射線や機器の種類:1回勝負ならどれを使うべきか?
放射線の種類:X線、陽子線、重粒子線。リニアック、トモセラピー、メリディアンなど機器の進歩によって強度変調放射線治療(IMRT)の、放射線の強弱の制御や、当てる場所を限定する技術が向上しより精度があがろうが、外部照射である以上、正常組織に全く影響を与えないとはならないはず。
その場合、仮に最も精度が高いメリディアンが使えたとしても、X線やガンマ線より攻撃力の強い重粒子線治療を選択する方が良いのかなども検討したい。


■いつまで働くのか?
抗癌剤1回目から今まで1クール(2週間)に1日の通院日だけ休んで、多少具合が悪くても、他の日は出社しています。しかし、副作用によってPCキーボードのミスも増え、何しろ体力はかなり衰えており、そろそろ引退を考え始めました。しかし、健保加入している、癌患者及び癌患者が働き手になっている家族としては、まだ健保加入の会社の社員であって、家族ぐるみで健保加入者であることは、生活基盤のセーフティーネットになっている事が重要で、軽率な判断は生活基盤を覆すことになります。


しかし、寿命が1年切るか、強い自覚症状が出たら就労より、傷病手当18カ月(無給)を受給し終活に専念したいとは考えています。主治医に何度も寿命を聞いてはいますが、明確な返答はありません。
ただ、気づいたら、自覚症状が出ていたとか、余命半年とかになってしまうと、後悔しても後悔しきれないので、子供の春休みに併せて海外旅行計画中です。ヨーロッパ方面かな?


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